2014年10月18日土曜日

日本製お弁当箱

どうもご無沙汰しております!

記念すべき第十回目の記事は日本製お弁当箱です。

秋真っ盛りということで、山や公園などに遊びに行かれる方も多いのではないでしょうか?
お昼ごはんはもちろんお弁当で!

天気の良い日に外で食べるお弁当っていいですよねー。なんでもないものが美味しかったりとか。
また誰かと食べると楽しさ倍増だと思います。

というわけで、今回ご紹介しますお弁当箱は!

静岡県の伝統工芸品「井川メンパ」です!



このお弁当箱の何が良いかと言うと、まずご飯がおいしい!


お弁当のご飯って、入れてから時間が経つと結構ネッチョリしてくると思います。
しかし、このお弁当箱は天然のヒノキと漆で作られていますので、お弁当箱自体が水分を調整してくれるんです。

昔から日本には「おひつ」文化があって、炊いたご飯はおひつに入れて保存していました。

今でこそ炊飯器で保存している人がほとんどだと思いますが、それですとご飯は徐々に乾燥していきますし、冷蔵庫にいれて後で暖めても、少しネッチョリしてしまうと思います。

昔はそのどちらも無かったのでおひつに入れていたんですが、これが大変理に適った物だったんですね。ご飯が熱いうちは水分を吸収して、冷めると水分を戻してくれます。

さらに漆塗りということで漆の抗菌効果もあり、夏場でもご飯が痛みにくく衛生面も万全!

そんな素敵な井川メンパは静岡の数少ない職人さんが、精魂込めて作ってくれています

まず木殺しと呼ばれる、外枠の形作りから


木ばさみで固定します


形を固定するために底型をはめて、2~3日乾燥させます


そして、今度はそれを山桜の皮で縫い合わせます


底入れ


漆を塗る前の下地塗り


漆塗り、手がすごい速さで動いてそうですね・・・


乾燥

かなーり端折って説明しましたが、実際には木材の乾燥(3~4ヶ月)と、漆塗りも下地→こくそ→面取り→錆付け→渋下地→漆塗りという順番で、さらに漆塗りだけでも5日間かかります。

うーむ、これを見るだけでも職人さんの心が伝わってくるようですね・・・

このお弁当箱があれば、ご飯にお漬物だけのお弁当でもご馳走になりそうです。

ご紹介しました「井川メンパ」の職人、望月栄一さんのHPはこちら(掲載しました画像はこちらのHPのものです)
http://www.tuhanshizuoka.com/menpa.html

同じページ内ですが、販売店一覧はこちら
http://www.tuhanshizuoka.com/Menpa/Dealer.html

受注生産で3~4ヶ月かかってしまうんですが、通販もあります。(静岡の名産品の通販サイトで、買うには会員登録が必要になります。)
http://www.tuhanshizuoka.com/Index.html

楽天でも前は買えたんですが、残念ながら売り切れに・・・完全手づくり品なので、大量生産できないんですね。
しかし、一つあればたとえ漆が剥げたりしても、塗りなおしの修理もしてもらえますので、一生使えます!


こんな状態でも修理可能だそうです。

漆製品なので取り扱いは多少難しいですが、お外で食べるご飯が美味しくなること間違いなし!

ちなみに食器洗い機・電子レンジは使用不可ですが、普通に使う分には結構丈夫にできています。

メンパ=曲げわっぱですので、他にも同じようなものは売ってると思いますが、電子レンジ可になっているものは、ウレタン塗装になっていたりして水分の調節機能が働かないので、安易に購入されないことをお勧めします。

曲げわっぱのお弁当箱は良いお値段しますので、せっかくなら最高のものを買いたいですね!

井川には奥深い山中を走るSLもありますので、井川メンパを買いに観光に行かれるのもおすすめです。(井川メンパの在庫については、上記の販売店に確認のうえお買い求めください)

大井川鉄道のHPはこちらから
http://www.oigawa-railway.co.jp/index.htm

SL・・・乗りたい!!

以上、日本製お弁当箱のすすめ!! でした。


お弁当ということで、以前にご紹介しました日本製割り箸の記事も一緒に読んでいただけると幸いです。リンクはこちらから

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